『金属型カーボンナノチューブが磁場中で半導体化する現象を直接観測』
東北大学は産総研との共同研究で、金属型の単層カーボンナノチューブが磁場中で半導体型に変化していく過程を、マイクロ波を用いて抵抗を評価する手法で直接観測する事に初めて成功しました。
東北大学は産総研との共同研究で、金属型の単層カーボンナノチューブが磁場中で半導体に変化していく過程を、マイクロ波を用いて抵抗を評価する手法で直接観測する事に成功しました。単層カーボンナノチューブは炭素原子の並び方によって、金属的な性質のものと半導体的な性質のものが存在します。これまで、金属的な単層カーボンナノチューブは磁場によって半導体的に、一方半導体的なものは金属的になると理論計算により予想されていましたが、金属型単層カーボンナノチューブの磁場中半導体化の直接的観測はこれまでにありませんでした。
本研究成果は米国物理学会の専門学術誌Physical Review Lettersに1月8日に掲載されました。
“Intrinsic Magnetoresistance of Single-Walled Carbon Nanotubes Probed by a Noncontact Method
”『(邦題)非接触法を用いた単層カーボンナノチューブの本質的磁気抵抗の観測』
Physical Review Letters, Vol. 104, No.1 (2010) 016803, published 8 January 2010 (published online 6 January 2010)
[リンク]
興味ある人は見てね♪
わ〜んプレスリリースどうしよう〜続きを読む