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No purpose, No design...

実験

跳満?

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年度末だし、そろそろ卒論を書こうと思ってイントロを書き始めたのだが、ふとアイデアが沸いて実験をやってみたら、リーチ・タンヤオ・ピンフ・ドラ2・ツモ的なデータが出た。

ちょっと期待はしていたけど、
基本中の基本のヤク(実験)で
ドラ2ついてツモるか!って感じ。
これはすごく面白いような気がする。

でも、明日ちょっと違う試料を試すので、きっと残念になることに違いない。
実験とはそういうもんだ。

(一応念のため、縦軸横軸はナイショ♡)

逓倍器用バイアス電源(最終型)

写真 2015-11-24 12 56 09
こないだのバイアス電源を実戦投入した。最終型はこんな感じ。

見ての通り、下のバカでかい電源に比べて、だいぶコンパクトになったので満足である。
写真では見えないが、BNCコネクタの横に出力ON/OFFスイッチもつけた。
ノイズもきっと大丈夫。

だいぶ逓倍器ネタがつづいたが、たぶんこれで終り。
あとは、次のデータをひたすら出すのみである。


ちなみに、もうひとつのマル秘ESR実験も進行中であるが、予想通りの信号と、理解できない謎の信号が2つ出てきて、ちょっと困っている。今日ディスカッション予定。

マル秘ESR実験

写真 2015-11-12 18 59 49
今週はずっと某人物とのマル秘ESR実験。先日納品された逓倍器が、いきなり本領を発揮し、素晴らしいデータを叩き出してくれた。

今回は、その周波数領域といい、その温度領域といい、ちょっとでも測定範囲がズレていたらすぐに諦めていた実験だったが、奇跡と言ってもおかしくないほどバッチシのところでとても興味深いデータが得られた。

結果的に、某人物の狙い通りの素晴らしいデータが出たので、あとは理論の人だけがたよりです。。。

個人的は、逓倍器を実践投入しすごく使える代物である事がわかり、システム的に50-220GHzの広帯域測定が出来るようになったのは大きな収穫である。
また、試料の質や単結晶である事ってすごく大事なんだなと今回改めて思いました。

GEワニス

写真 2014-02-06 17 00 05GEワニス(GE7031)は、簡便に物と物を接着でき、極低温に温度をさげてもバキバキ割れなくて、エタノールをつけると接着した物が綺麗に剥がれるという理由で、低温実験をするにおいての必需品である。ちなみにGEワニスの"GE"はあのGEである。

そんなGEワニスが1年ぐらい前からあっちこっちで取扱中止になって、入手困難となった。医薬用外劇物に指定されたというのが取扱中止の理由なのだが、GEワニスに代わるような接着剤が他にまったく見当たらない。研究室でも、これはいかんという事になって、それっぽい薬品でワニスにならないか試してみたが失敗に終わった。海外のCMR-directというところで売っているようだが、これを勝手に個人輸入してもいいのかもわからず、結局勝負をかけれなかった。

そんでもって、いよいよGEワニスが底をつきかけて来たので、どうしようかなぁ〜と思っていたところ、アクシスってとこで再度販売されているとの情報。

でも、ニラコで売っていた時の価格のなんと約5倍。。。
だけど、背に腹はかえられないので即買いしちゃいました。

100cc買ったけど、研究者人生の一生分って感じじゃないよなぁ〜。
先を見越して、もっと買ったほうがいいんかなぁ...

熱電対で戦意喪失

写真 2013-11-15 16 53 45今週はほにゃららの試料とほにゃほほの試料でひたすらESR実験。
ほにゃららはミリ波で、ほにゃほほはXバンドで行い、幸い、どっちとも反強磁性共鳴が見れた。

気になるのは、ほにゃほほの方の反強磁性共鳴は容易軸から数度傾けるだけで消失してしまう事。最初は10度刻みでデータをとってたので、危うく見逃すところだった。
で、どうも腑に落ちないので再現性をとるために、別のほにゃほほを入れて今日実験をしようとしたら、温度計(熱電対)が壊れてしまった。

熱電対を直すのはあまり得意じゃなく嫌な予感がしたんだけど、結局復活するまで1時間半かかってしまった。
時計をみると16時になっており戦意喪失。

ということで、来週からまた頑張ります。
あぁぁ。酒飲みてーぇ。

真空計の中身を交換

写真 2013-10-22 11 37 54もう半年以上も前になるが、真空計の調子がおかしくなったので中身を分解して洗浄したのだが、また調子がおかしくなってきたので、電極を新品のものと交換する事にした。
(粘った甲斐無く、結局お金がかかってしまった)

連休で実験が止まってたので、マグネットに液体ヘリウムを充填する合間に交換。見ての通り、古い方の電極は膜が剥げててもうボロボロである。これで直るといいのだが、また壊れそうな気もする。そして金が無い時に壊れるハズ。

最近は、とある試料で昔の実験を再現しようとしているのだが、まったく再現性の無い実験を繰り返している。おまけにコチラの結果はあるところは期待通り、あるところはハヘ?って結果である。もう誰の結果を信じていいのか、さっぱりわからん。
そもそもこの試料は結晶軸がわかりにくいのが諸悪の根源のような気もする。

そろそろ次の学会をどのネタにするか考えなきゃいかんなぁ。。。

今年度の新兵器(その2)

BlogPaint写真 2013-03-13 17 01 45
200GHz帯のミリ波検波を高速化したいという要求から、ミリ波サブハーモニクスミキサーを今回導入した。色々あって先月末にようやく納入。

RF側のミリ波と6逓倍されたLO側のミリ波でダウンコンバートされたものがIF側からでるというやつである。

実際はこんな感じ→f_IF = | f_RF - (f_LO x 6) x2 |
(サブハーモニクスなので最後はx2)

写真ではRFが200 GHzで16.7 GHzをLOに入れているので、f_IF = |200 - (16.7 x 6) x2| = 0.4となり、ちゃんと400 MHzがIF側から出ている事が先日買ったなんちゃってスペアナで確認できる。

とりあえずお試しのテストだったけど、えらくIFの信号が弱いような気がする。おまけに、どいつが原因がわからんけど4〜5秒毎に周波数がドリフトしているし。。。
当初はすーぱーへてろだいんで時間分解みたいなオシャレな事をしようと思ったけど、まともに動くシステムが組み上がるまで結構苦労しそうな予感。

ちなみにこのサブハーモニクスミキサーは+7Vの供給が必要なため、100VACで動く電源をお願いしたら、+9VのACアダプターとスイッチ付きの降圧変圧器を持ってきよった。
写真 2013-03-13 15 37 53
かさ張るのが嫌だから電源頼んだのに、これぐらいの回路なら自分で作った方がマシやん。この程度で6万とるのか、ええ根性しとるやんけ。

測定ケーブルを調べる

ponomaSMA2m先日購入したネットワークアナライザーの実力がどんなもんか知りたくて、減衰器やらフィルターやらを色々測ってみた。これまで研究室にあるネットワークアナライザーの下限が10MHzだったので、それ以下の領域が測れるこの安物ネットアナはなかなか楽しい。

そこで、実験室にある測定ケーブル(主にBNCコネクタ付きの同軸ケーブル)も片っ端から測ってみたら、今回色々勉強になった。

結論、これまでBNCのケーブルなんか、どのメーカーのを使っても一緒だろうと思っていたけど、それは間違いだという事がわかった。
同じ長さのケーブルでも、メーカーによって周波数特性が結構違うのだ。酷いケーブルはとことん酷く、ぐねぐね〜となる。TKBさんが以前某社から購入した2mもののケーブルは最悪と言ってよい(よくこれで光誘起の実験できてたなぁ〜大丈夫っすか?と呟いてみる)。
一方でSMAコネクタ付きのケーブルでは、がっちりした太めのケーブルが一番優秀だったが、細くて扱いやすそうなケーブルはイマイチって感じで、誰が作ったかもわからない手作りのケーブルは話にならんって感じでした。

最近、パルス発振を色々模索していたので、この事実は私にとって衝撃であった。とりあえずダメそうなやつケーブルはDC用に使うかな〜。

液面計 Reloaded

2012-09-13 21:06:30 写真1最近色々あって、ココを放ったらかしにしてました。(正直、全く書く気が起こらなかった)

だけど、色々あっても世の中は待ってくれず、雑用がめっちゃ増えていた。気づいたら来週は物理学会だし、かなりヤバイ。(まぁ物理学会でヤバイのはいつもの事だけど)

そのヤバさに比例して、色んなところで毒も吐きまくり。あぁやだやだ。

これとは関係ないけど、こないだ作った液面計を弁当箱に入れてみた。こういう風になると剥き出しより断然かっこよく見える♪売り物になるかな?

もちろん国民の皆様の税金で作りましたので、例のカケンヒシールを貼らせていただきました。(ただ貼りたかっただけだけど…)
メーカーから買うより1/10ぐらいの金額で済んだ。えがったえがった(自画自賛)。

液面計を作ってみた

写真 12-08-17 15 07 12写真 12-08-17 15 08 26
先々月ぐらいに実験で使用している液体ヘリウムの液面計が壊れている事に気付いた。研究室でこの液面計が壊れるのはこれで4回目だが(私は初めての経験)、他の研究室の人から「そんなの壊れた事ないで〜」とよく言われるので、どうも一緒に使っている超伝導マグネットとの相性が悪いらしい(センサケーブルのショート?接触不良?)。

ということで、また同じものを買ってもまた壊れて数十万とびそうなので、最近は電源とマルチメータを使って液面センサの抵抗値から計算して液面を割り出していた。しかしながら、1日に数回液面を測るために立派な計測機器を占有するのも、なんだかなぁ〜と思い、今回自分で作ってみた。

理屈でいえば、定電流電源を作ってセンサの電圧を読めばいいのだから、回路的には非常に簡単。
壊れた液面計はセンサに75mAを流していたので、3端子レギュレーターの定番LM317で定電流を作れば良いという結論に至った。センサの抵抗値によってLM317は、かなり発熱するので大きめの放熱板を取り付ける。手持ちの抵抗では78mAの定電流になっちゃったけど、まぁOKっしょ。電圧はLASCARのLCD電圧計(SP200)で読む事にする。

完成するのにまる1日つぶれたけど、とりあえず問題なく動いている模様。
(本当はちゃんと液面をパーセントで出すようにしたかったけど、そこまでする暇は無いのでとりあえずペンド)
むき出しのままだと感電してドリフみたいな頭になりそうなので、ちゃんとケースに入れんとあかんな。

図面:Liq. He液面計(自己責任でおねげーします)
締めて1万円ぐらいで完成(なんて安上がりなんだ!)

自分用メモ
液面(cm)=電圧(V)÷0.078(A)÷4.55(Ω/cm)-51(cm)
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