いや〜。こんなモクモクさせながら液体ヘリウムをトランスファーしたのはアメリカのポスドク時代以来です。いいっすね、たまにはこういう豪快な入れ方も。
しかし、モクモクさせるのは1日だけのつもりでしたけど、初日はトランスファー中にOリングを凍らせてしまい、真空槽が破れちゃいました。入れた液体ヘリウム5リットルが一気に煙と消えました。もったいねー。見る見るうちにクライオスタットが霜で真っ白に。。。結局この日は、現状復帰に丸1日つぶれて、テストは翌日に持ち越し。
今日はOリングが凍らないようにドライヤーで温めながらトランスファーしたら、ばっちしOK。本当に無駄打ちをしてしまいました。ヘリウムのおっちゃん回収率が下がったのは私のせいです。はい。
検出器も液体ヘリウム温度になり、ちゃんと動いている模様だが、一方プリアンプに不具合あり。バッテリー駆動はするんだけど、外部電源では動作せず。うーむ、ちゃんとプリアンプもテストしてから出荷して欲しいものである。ま、イギリス製だからしゃーないか。
Heトランスファーの回収は、うちの奴みたいにゴムチューブでT管を間にかますのが簡単でいいじゃないでしょうか。
T管はDIYの店で売っている銅製のガス配管です。簡便です。