72bf4ec9.jpgあまりおもんないんですけど、先日北京であった国際会議での出来事。

国際会議に行くと、だいたいエクスカーションという行事があって、その土地の観光地に連れて行ってもらえる。今回は北京という事もあって、万里の長城へのエクスカーションツアー。早く着いて長く観光できる事を期待して、わてらは4番目に出発したバスに乗り込んだ。万里の長城までは少し時間がかかるので、道中、水のペットボトルやオレンジ色の帽子を支給されたり、英語を話すプロのガイドさんが北京の歴史を語ってた。

(帽子がオレンジ色である理由は、どうもはぐれないために、こんな色になっているみたいです。ちなみに観光地に行くと、このようなオレンジ、緑、青、黄色といったどぎつい色の帽子やら日傘をしてる人が、たーくさんいます。写真を撮る時に、こいつらが邪魔で邪魔で仕方がない。もっと風景にとけ込みそうな色はえらべんもんかねー。それか日本のアホツアー客みたいに、せめてバッチにしてくれ。)

1時間ぐらいすると、風景が平地から山地に変わってきて、高速道路の坂の勾配もどんどん上がってくる。高速道路にはボロいトラックとかも走ってるので、勾配がきつくなってくると各車の速度差はだいぶ違ってくる。路肩からぶちぬいたりするのはどうも中国では普通らしい。そんな感じでわれらのバスは、高回転でブンブン言わせながら、古い車やトラックをごぼう抜きにしていくのだが、運転手は何を思ったのか?、同じ会議のバスを抜き始めた。日本ではまったく考えられない光景である。なんばー3、なんばー2、なんばー1とついに先頭に立ってしまった。それでも、バスは急勾配の道路を高回転で飛ばし続けている。しばらくすると、運転手席の方から、ピーピーピーピーピーと鳴りはじめる。バスは路肩に寄って減速し、そして停車。
ピーピーピーピーピー

まさか、、、、
オーバーヒート??
バカか??こんなバス初めてみたわ。
ガイド『エンジンを冷まさないといけないので、しばらく休憩します』
その間も警告音は無惨にも鳴り響く。ピーピーピーピーピー
そして、バスナンバー1がわれらを抜き去る、そして、バスナンバー2、3、4、5、6、7、8、9、10、で結果は結局ビリッ穴。あんだけぶっ飛ばして抜いた意味がまったくあらへん。早く到着地に着けるかと思ったが、選んだバスが悪かった。。。
正直もう万里の長城には行けないと思ったが、全部のバスに抜かされてから、運転手はエンジンルームを開けて、警告音を鳴り止ます事に成功する。

なにはともあれ、アホ運転手のおかげで楽しい思いをしながら、無事万里の長城に到着。
ガイド『じゃあ皆さん、私についてきて下さい。一緒に集合写真を撮ってから自由行動です』
ガイド『絶景のポイントがあるので、みんなで写真を撮りましょう』
みんなぞろぞろとガイドのにーちゃんに着いていく。
すると売店の前にスタンドとキャメラがすでにセッチングされてているではないか!あは〜ん。ガイドと売店がグルなのね〜。まぁとりあえず。言われるがままに集合写真を撮る。すると、
ガイド『この写真は、この立派な50ページの万里の長城ブックレットと一緒になって110元で販売されます』
ななんと、写真のみならず、ガイドブックとの抱き合わせ販売だったのかぁ!!さすが中国人、すさまじい商魂である。この人達が世界を制する日は近い。
ガイド『希望者はいませんか〜、1、2、3、4、5人?他にいませんか?いい思い出になりますよ〜』
わてらは時間がもったいないので、こいつらをほっといて、とっとと万里の長城を上りはじめる。
万里の長城は世界遺産にもなってるだけあって、さすがにスケールがでかい。ほんとにこんなもんを作る意味があるのか?と思ってしまうが、あの運転手のような国民性だ。後先も考えずにとりあえず作ったのであろう。この人達が世界を制する日は近い。

さて、万里の長城をたっぷりと堪能して、帰ってきたら、例のガイドが満面の笑みで待っていた。
そして、全員が戻った事を確認し、バスは北京へと向かう。
ガイド『楽しんでいただけましたか?さてこれが出来上がった集合写真とブックレットです。ブックレットを回しますので、もし気に入って希望者がいましたら教えて下さい』
な、なんとさっきの注文で終わりじゃなく、バスの中でもまだ注文をとるのか!!すさまじい商魂である。この人達が世界を制する日は近い。なかには気に入った人もいるようで、ガイドさんが携帯電話でさっきの売店に電話をかけている。
ガイド『バンケット会場に届けるから!』
う〜む凄まじい商魂。大阪商人も顔負けであろう。

さて、わてらの席の前にインド人が陣取っていた。
インド人A『みしてくれないか?』
ガイド『どう?110元だよ』
インド人B『高いなぁ、ブックレットはいらないから、まけてくれないか』
ごもっともな話である。
ガイド『実は、ブックレット自体はそんな高くなくて、写真が95元なんだ』
うそつけ。
インド人A『95元!?20元ならどうだ』
かけひきがはじまった。
ガイド『95』
こいつらどこまでやるつもりなんだろう。。。
するとインド人Bがおもむろに何かを思いつき、リュックをあさっている。
とりだしたのはカメラ
まさか。。。
インド人Bがガイドにむかって『こーぺれーしょん』
見開きの集合写真にカメラを向け、フォーカス、パシャ
こーぺれーしょん?Cooperation?意味が分からん、写真の写真撮っとるやん!なんのこーぺれーしょんやねん!
そいつは、撮った写真を確認しご満悦。
インド人B『綺麗に撮れたので、いらない』
とブックレットをガイドに返す。ガイドも苦笑い。
インド人A『見せて』
インド人B『ほら!いいだろ。95元得した。ガハハハh』
おそるべしインド人、こいつらには国際会議を主催したときにデラエラい目にあったけど、こいつらも負けず劣らずすさまじい商魂。あぁインド人と中国人が世界を制する日は近い。うんうん。