hugo's blog,

No purpose, No design...

2017年02月

レビュー論文書きました

その基底状態が長年議論になっているλ-(BETS)2FeCl4のレビュー記事を書きました。
とても面白い系だと思うので、他分野の人に(特に理論の人)興味を持ってもらえる様、気持ちをこめて書きました。人の論文こんなに読んだの初めて。
"Antiferromagnetic Insulating Ground State of Molecular π-d System λ-(BETS)2FeCl4
(BETS = Bis(ethylenedithio)tetraselenafulvalene): A Theoretical and Experimental Review"
Y. Oshima, H.-B. Cui and R. Kato
Magnetochemistry 2017, 3(1), 10.
http://www.mdpi.com/2312-7481/3/1/10
リンク

オープンアクセスです。よろしこ。

MacBook Pro (Mid 2010) のKernel Panic解消

もうかれこれ6〜7年、家用のパソコンとして、MacBook Pro (Mid 2010)(MacBookPro6,2)を使っている。
メモリも増量したし、SSDに交換したし、バッテリーも交換したし、だいぶ投資したおかげ(?)か、なんとかまだ現役で動いている。

そんなMacBook Proであるが、ここ数ヶ月、GPU周りのKernel Panicで
頻繁にクラッシュするようになって使い物にならなくなってきた。
MacBook Pro(Mid 2010)は、グラフィックス周りにIntel HD Graphics (0x0046 model)とNVIDIA GeForce GT 330M (0x0a29 model) のGPUを積んでいて、演算処理の必要に応じてこのGPUを切り替えるようになっているのだが、どうもNVIDIAに切り替わった後、なんらかの拍子でOSが死ぬようである。
Mid 2010のMacBook Proでは結構有名なクラッシュらしく、
Appleも修理プログラムをやっていたようだ。
(知らんかった。。。当然、そのプログラム期間は終わっている。。。)

色々調べてみると、GT 330MにはG-stateという4段階のモード(G-state 3が最低スピードで、G-state 0が最大スピード)があるらしく、GT 330Mに供給する電圧はG-stateが2か3の時は1.05Vで、0か1の時は1.806Vであるようだ。
問題は、そのGPUに1.8Vを供給する電源ユニットのタンタルコンデンサー(C9560, 330μF, 2V)が結構な確率でダメになるらしく、G-stateがが2から0に切り替わる時に正常な電圧が供給されずKernel Panicになるようだ。

【参考リンク】GPU Kernel Panic in mid-2010; what's the best fix?

ということで、このクラッシュを解消するには、
(1)G-stateが0か1にならないように、ソフトウェア的に制御する。
(2)ダメポなコンデンサを交換する。
(3)新しいMBPを買う。
というになる。

(1)の解決法だと、G-stateが常に2になるため、パソコンのパフォーマンス的にはイマイチな感じである。(関連したKEXTファイル内の様々なパラメーターをいじってベストな設定を見つけ出した強者がいて、基本的にはKEXTファイルの中身をコピペするだけで結構簡単そう。興味ある人は上のリンクを参照してください。)
今後の事を考えると、(3)が一番良い感じもするが、新しいMBPのキーボードがあまり好きになれないので、イマイチ乗り切れない。
なので、壊れたら(3)でいくか!という事で、(2)を試してみた。

ロジックボードの分解はここを参考にした。
蓋を開けて(上記リンクの手順3)、バッテリーを外して(手順5)、ロジックボードに接続しているコネクタを全て外して(手順9)、ファンを外せば(手順13)、ロジックボードは取り外せる。
スーパードライブやアンテナ類は外す必要ないが、ロジックボードに接続しているコネクタは手順9で示しているものよりはるかに多いので注意が必要である(赤丸が外すべきところ)。
BlogPaint
取り出すとこんな感じになる。ちなみにバッテリーを取り外すにはY字ドライバーが必須。
R0014888
で、問題はヒートシンクの右側の位置にある、このコンデンサである。
BlogPaint
経験不足のためか?なかなかこのコンデンサを取り外すのが難しくて、1時間以上かかってしまった。。。
結局、でかい半田コテで横から熱して、ようやく取り外せれた。

で、取り外したのは330μF,2Vのタンタルコンデンサという事で、用意したのがコレ。
R0014890
セラミックコンデンサ330μF,4V(極性なし)200円@秋月電子

R0014891
取り付け後がこんな感じである。(フラックスが残っているような気もするが、そこはご愛嬌)

逆の手順で全てを戻し、電源を入れると無事起動音が鳴るが、なぜかIntelの内部GPUしか認識しない。。。
あぁ。。。やってしまった感。。。がしばらくあったが、
日付も変だったのでPRAMクリアをすると、無事両GPUを認識した。

今の所、クラッシュは再発していない。
もうしばらく様子を見てみるが、直ったような気がする。

大島が選ぶオリーブオイル

オリーブオイルにハマっていて、ここ数年色々試している。

オリーブオイルの値段は本当にピンキリなのだが、
高いのはやっぱり美味い。
料理の仕上げにちょろっとかけるだけで、一発で味が引き立つ。
安いのは炒め物に使うしか価値がないので、
だいたいのねらいめは250mlで2400円以上のもの。

それでも価格に見合わないイマイチなのもボロボロ出てきているので、ここに評価を示す。
250mlとなるとなかなか消費できないので、あまり更新できないが、
1本終わったら常時更新して行くつもり。
いままで購入したオリーブオイルリスト













オリーブオイル名称原産国hugolab評価
OROBAILEN エキストラバージンオリーブオイル 250mlスペイン
ボー・ド・プロバンス オリーブオイル バージン(AOC 認定) 250mlフランス×
カミロ エキストラバージンオリーブオイル ファーム テイストオーストラリア 
バリアーニ EXバージンオリーブオイル レギュラー250mlアメリカ
アロンソ家のOro del Desierto(オロ・デル・デシエルト)「ピクアル」 250mlスペイン
AUBOCASSA エクストラヴァージンオリーブオイル 500ml スペイン×
Treurer トレウレル EXバージン・オリーブオイル 250mlスペイン
Santoro「Peranzana」サントーロ農園 ペランザーナ種 250mlイタリア・プーリア州
「Villa Zottopera」ゾットペラ トンダ•イブレア種 250mlイタリア・シチリア州
Zahara•トンダイブレア種 250mlイタリア・シチリア州
「Triomphe Thuccabor」トリオンフ 250mlチュニジア
「Cortijo de Suerte Alta」スエルテアルタ農園 ピクアル種 250mlスペイン

近況

もう2月になってしまった。。。

1月はもっぱら
・論文書き書き
・業績報告書、年報書き書き
・λ-BETS実験

λ-BETS。。。もう何年やってんだコレ。。。
ブッルクスのとこ行ってからだから、14年ぐらいか。。。
14年目にして、いままで謎だったλ-BETSの基底状態がなんとなくわかってきた。
ブチブチ切れていた線がようやくつながってきた。
今取っているESRのデータが高磁場で予想通りに出れば、もうThe Endだと思う。

ティムが考えた最初のモデルがやっぱり一番しっくりくる。
TYT先生モデルもまだ捨て難い。
AKBくんのモデルは悪いけど話にならん。
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