200GHz帯のミリ波検波を高速化したいという要求から、ミリ波サブハーモニクスミキサーを今回導入した。色々あって先月末にようやく納入。
RF側のミリ波と6逓倍されたLO側のミリ波でダウンコンバートされたものがIF側からでるというやつである。
実際はこんな感じ→f_IF = | f_RF - (f_LO x 6) x2 |
(サブハーモニクスなので最後はx2)
写真ではRFが200 GHzで16.7 GHzをLOに入れているので、f_IF = |200 - (16.7 x 6) x2| = 0.4となり、ちゃんと400 MHzがIF側から出ている事が先日買ったなんちゃってスペアナで確認できる。
とりあえずお試しのテストだったけど、えらくIFの信号が弱いような気がする。おまけに、どいつが原因がわからんけど4〜5秒毎に周波数がドリフトしているし。。。
当初はすーぱーへてろだいんで時間分解みたいなオシャレな事をしようと思ったけど、まともに動くシステムが組み上がるまで結構苦労しそうな予感。
ちなみにこのサブハーモニクスミキサーは+7Vの供給が必要なため、100VACで動く電源をお願いしたら、+9VのACアダプターとスイッチ付きの降圧変圧器を持ってきよった。
かさ張るのが嫌だから電源頼んだのに、これぐらいの回路なら自分で作った方がマシやん。この程度で6万とるのか、ええ根性しとるやんけ。