
最初は予冷のために使った液体窒素が残っていて、クールダウンを失敗していたと思っていたのだが、(禁じ手の)液体ヘリウムオンリーのクールダウンでも同じ症状。次に疑ったのが真空槽だけど、ダダ漏れではなくガンガンに真空がひけていた。
他に色々考えて、最後に思いついたのが液面計。そこで、マグネットに付属しているCryomagnetics社の液面計を使わず、予備に買ってあったAMI社の液面計を使うと、ヘリウムがちゃんと溜まる事に気付いた。どうやら、液面計が完全にイカれていて、センサーにアホみたいに電流が流されて液体ヘリウムがすぐに飛んでいっていた模様。
うちだけかもしれないが、Cryomagneticsの液面計は本当にすぐ壊れる。このマグネットではすでに4台目。マグネットと相性が悪いのか、ナノ棟と相性が悪いのかよくわからないが、とりあえず原因は究明できた(ハズ)はずなので、来週からはちゃんと実験できるはず。
(IWS先生遅くなってごめんなさい)
こういうマヌケな事が続くと、本当に自分に嫌気がさしてくる。