一般公開が終了した。いつも思うが、一日中ぶっ通しなのと、切れ間のないお客さんの対応は本当に疲れる。

今回、新たに出展した【回り続ける独楽】の反省点としては、最近の子供はコマをうまく回せないということに、やってみて初めて気付いた。そういう意味で最初っから、この出し物は失敗であった。

それでも、それなりに興味を持ってくれる人、あぁこういう事ねとすぐにわかっちゃう子供もいるのだが、毎年困るのはイチャモンをつけてくるどうしようもない客。

今回の人は、最初っから「どうせ学者のやってる事なんか、訳わかんなくて意味無いことやってんだろ」という感じで食ってかかるような客。もう本当にめんどくさい。そもそも科学に興味を持ってもらいたくて、不思議とか面白そうなものを見せているんであって、コマ回す研究なんかやってないって。

その客はひたすら、そんな説明じゃわからんと食ってかかってきた。何言ってもダメ出し。じゃあ、この仕組みを一言で表せというから、「モーター」と一緒の原理ですというと、そんなんで小学生にわかりますか?といってきて、次に自分の子供を連れてきて説明しろというので、懇切丁寧に説明すると、今度は説明が長すぎるというイチャモン。ここまできて気に入らないんだったら、もう自分で勉強してくださいって感じ。

例えば英語で話せるようになるにも、それなりの努力がいります。英会話ができる最低限のレベルも無いのに、アメリカ人にわかるように話せというのは無茶です。

まぁ、イチャモンをつけたかっただけだと思いますが…