実験装置
カケンヒの方はさっぱりだが、今年は所内ファンドが当ったので、その予算で逓倍器を買った。元々は某ミリ波デバイスの特性を測りたくて、現有のW-band(70-110 GHz)まで測れるABmmのネットワークアナライザーをさらに上の周波数領域まで拡張したかったのだ。
イ○フ○レ○ドに頼むと400万コースだっただろうけど、最近だいぶABmm製ネットアナの仕組みを理解してきたので、これ逓倍器足すだけでできるんじゃね?と思った訳である。
ミリ波〜サブミリ波の逓倍器と言えばVDIなんだろうけど、これまたア○テ○クスが絡んで200万円コースになるので、今回はRPG製のものを使ってみる事にした。ローデの高周波もの中身はRPG製らしいので、ものとしては問題ないであろう。こちらは70万コース。バイアスかけるところがKコネクタっていうのが微妙だけど、ものとしてはコンパクトだし値段も他と比べお手頃なのでとても良い感じである。
ということで、バイアスをかける必要があるがW-bandのHG側に逓倍器を足しただけで、140-220GHzの発振を確認した。おそらく数mW出ているはず。この領域のアイソレーターやテーパも前新学術領域で買ってあったので良かった。
ダイナミックレンジがイマイチのような気もするけど、W-bandのHM(ミキサー)を強引に使っているので幾分仕方ないところである。
これまた前新学術領域でサブハーモニックミキサーを買っているので、これを利用する予定である。(使えるように減衰器を注文中)
前新学術領域さまさまな感じであるが、色々勉強したおかげで当初の使い道と違う装置群が有効活用されそうである。
イ○フ○レ○ドに頼むと400万コースだっただろうけど、最近だいぶABmm製ネットアナの仕組みを理解してきたので、これ逓倍器足すだけでできるんじゃね?と思った訳である。
ミリ波〜サブミリ波の逓倍器と言えばVDIなんだろうけど、これまたア○テ○クスが絡んで200万円コースになるので、今回はRPG製のものを使ってみる事にした。ローデの高周波もの中身はRPG製らしいので、ものとしては問題ないであろう。こちらは70万コース。バイアスかけるところがKコネクタっていうのが微妙だけど、ものとしてはコンパクトだし値段も他と比べお手頃なのでとても良い感じである。
ということで、バイアスをかける必要があるがW-bandのHG側に逓倍器を足しただけで、140-220GHzの発振を確認した。おそらく数mW出ているはず。この領域のアイソレーターやテーパも前新学術領域で買ってあったので良かった。
ダイナミックレンジがイマイチのような気もするけど、W-bandのHM(ミキサー)を強引に使っているので幾分仕方ないところである。
これまた前新学術領域でサブハーモニックミキサーを買っているので、これを利用する予定である。(使えるように減衰器を注文中)
前新学術領域さまさまな感じであるが、色々勉強したおかげで当初の使い道と違う装置群が有効活用されそうである。
最近、本屋さんに行く事が滅多にないのだが、久々に駅前の小さな本屋さんに立ち寄ってみたら、すげーぇマニアックな特集記事が載っている雑誌を発見。
それも
ネットワークアナライザー特集。。。
なんとマニアックな。。。この地域でこんな特集記事組んでいる雑誌を買うヤツ俺以外にいるのか??ってぐらいピンポイント
高周波のイロハから、正しい較正の仕方、様々な高周波コンポーネントの測定の仕方など、至れり尽くせりの内容であったので、すかさず購入してしまった。特にすぐに何か測る訳ではないけど。。。一応、実験室に4台もあるからね。。。
こういう記事を読むと、我々はかなり邪道な使い方でネットアナを使っているのかが、よーくわかる。
えっへん。
昨年度壊れた商売道具が、半年ぶりにバージニアから帰って来た。当初の予想通りベース発振器だけの不具合だったのだが、代替品の入手が遅れたり、メーカー側のテスト時に逓倍器に焼きを入れられてしまったり、某所を改良してくれと頼んでいたハズなのにこのゴタゴタで忘れ去られていたなど、紆余曲折の末、半年後の帰還となった。
1段目(x4)と2段目(x8)の逓倍器に焼きが入ったので、とりあえずそこの部分はおニューになって帰って来た。メーカーの説明書によると、前バージョンに比べ2段目(x8)からの出力は約2割増(当社比)となっている。しかしながら、3段目(x16)&4段目(x32)とのマッチングが逆に悪くなったためか(?)、最終の4段目の逓倍器ではちょい弱の出力になってしまった(まぁ滅多に使わないからいいけど)。
まだ、火を入れてないのでその本当の実力は不明だが、テストが楽しみだ。
(といっても、また某ほにゃららファンドの審査をヤレと言われたので、すぐにできなさそう。。。)
今週はほにゃららの試料とほにゃほほの試料でひたすらESR実験。
ほにゃららはミリ波で、ほにゃほほはXバンドで行い、幸い、どっちとも反強磁性共鳴が見れた。
気になるのは、ほにゃほほの方の反強磁性共鳴は容易軸から数度傾けるだけで消失してしまう事。最初は10度刻みでデータをとってたので、危うく見逃すところだった。
で、どうも腑に落ちないので再現性をとるために、別のほにゃほほを入れて今日実験をしようとしたら、温度計(熱電対)が壊れてしまった。
熱電対を直すのはあまり得意じゃなく嫌な予感がしたんだけど、結局復活するまで1時間半かかってしまった。
時計をみると16時になっており戦意喪失。
ということで、来週からまた頑張ります。
あぁぁ。酒飲みてーぇ。
ほにゃららはミリ波で、ほにゃほほはXバンドで行い、幸い、どっちとも反強磁性共鳴が見れた。
気になるのは、ほにゃほほの方の反強磁性共鳴は容易軸から数度傾けるだけで消失してしまう事。最初は10度刻みでデータをとってたので、危うく見逃すところだった。
で、どうも腑に落ちないので再現性をとるために、別のほにゃほほを入れて今日実験をしようとしたら、温度計(熱電対)が壊れてしまった。
熱電対を直すのはあまり得意じゃなく嫌な予感がしたんだけど、結局復活するまで1時間半かかってしまった。
時計をみると16時になっており戦意喪失。
ということで、来週からまた頑張ります。
あぁぁ。酒飲みてーぇ。
もう半年以上も前になるが、真空計の調子がおかしくなったので中身を分解して洗浄したのだが、また調子がおかしくなってきたので、電極を新品のものと交換する事にした。
(粘った甲斐無く、結局お金がかかってしまった)
連休で実験が止まってたので、マグネットに液体ヘリウムを充填する合間に交換。見ての通り、古い方の電極は膜が剥げててもうボロボロである。これで直るといいのだが、また壊れそうな気もする。そして金が無い時に壊れるハズ。
最近は、とある試料で昔の実験を再現しようとしているのだが、まったく再現性の無い実験を繰り返している。おまけにコチラの結果はあるところは期待通り、あるところはハヘ?って結果である。もう誰の結果を信じていいのか、さっぱりわからん。
そもそもこの試料は結晶軸がわかりにくいのが諸悪の根源のような気もする。
そろそろ次の学会をどのネタにするか考えなきゃいかんなぁ。。。
(粘った甲斐無く、結局お金がかかってしまった)
連休で実験が止まってたので、マグネットに液体ヘリウムを充填する合間に交換。見ての通り、古い方の電極は膜が剥げててもうボロボロである。これで直るといいのだが、また壊れそうな気もする。そして金が無い時に壊れるハズ。
最近は、とある試料で昔の実験を再現しようとしているのだが、まったく再現性の無い実験を繰り返している。おまけにコチラの結果はあるところは期待通り、あるところはハヘ?って結果である。もう誰の結果を信じていいのか、さっぱりわからん。
そもそもこの試料は結晶軸がわかりにくいのが諸悪の根源のような気もする。
そろそろ次の学会をどのネタにするか考えなきゃいかんなぁ。。。
Agilent Measurement Forum 2013という催しに横浜まで行って来た。今回初めての参加だったが、会場は大盛況で、アジレントの最新の測定機器を見れるのはもちろんのこと、測定に関する様々な講演や測定機器のハンズオン体験などがあり非常に楽しめた。
個人的には、私が単層カーボンナノチューブのAB効果を見るのに用いた空洞共振器摂動法(興味ある人は論文読んでね♪)はかなりマニアックな測定手法だと思っていたのだが、最近ではネットワークアナライザーと抱き合わせで普通に空洞共振器が売物になっていたり、今回の講演とかで普通に取り上げられたりしていて、いつの間にこんなメジャーになったんじゃという感じ。ちょっと違和感。
それにしても、こうも簡単に売物になるとお金持ちな人達に太刀打ちできないよ〜。と思った一日でもあった。
その他は、ハンズオンセミナーで体験したハンドヘルドのスペアナとネットアナはスペックもボチボチ良さげで非常に使い易かった。昨年度買ったテクトロのMDOより、こっち買った方が良かったかもしれん。。。
次のマニアックな測定手法が思い浮かばない。うーむ。
個人的には、私が単層カーボンナノチューブのAB効果を見るのに用いた空洞共振器摂動法(興味ある人は論文読んでね♪)はかなりマニアックな測定手法だと思っていたのだが、最近ではネットワークアナライザーと抱き合わせで普通に空洞共振器が売物になっていたり、今回の講演とかで普通に取り上げられたりしていて、いつの間にこんなメジャーになったんじゃという感じ。ちょっと違和感。
それにしても、こうも簡単に売物になるとお金持ちな人達に太刀打ちできないよ〜。と思った一日でもあった。
その他は、ハンズオンセミナーで体験したハンドヘルドのスペアナとネットアナはスペックもボチボチ良さげで非常に使い易かった。昨年度買ったテクトロのMDOより、こっち買った方が良かったかもしれん。。。
次のマニアックな測定手法が思い浮かばない。うーむ。
最近、マイクロ波を使った高周波伝導の測定実験をやっているのだが、空洞共振器の共振スペクトルの誤差が半端じゃなくひどくなってきた。何が問題かというと、あまりにも誤差が大きいと、まともに高周波伝導度が評価できないのだ。
色々原因を突き詰めていくと、共振器の蓋部にあるSMAコネクタが悪さしている事が判明した。
よくよく考えると、一番最初に作った共振器はスーナーの高級SMAコネクタを使っていたが、その共振器は異動の際金研に置いていってしまい、こっちでつくった新しい共振器には秋月電子の安物SMAコネクタを使っていたのだった。最初は良かったのだが、どうも使っているうちに接合部分がおかしくなり、接合具合によってLCR回路のCが思いっきり変化するようになったと思われる。
そもそもSMAは加工精度は悪いのでメス側のコネクタは壊れやすいのに、安物を使ってしまったがために十数回の実験であっさり壊れてしまったようだ。サーマルサイクルも悪さしているんかな?
とりあえず、予備で持っていたスーナーのキンキラキンSMAに付け直すと、あっという間に不具合が復活し、おまけにQ値がめっちゃ良くなった。うーむ。。。せっかくネットワークアナライザーがあるのだから、安物コネクタを共振器につける前にVSWRとか測っとけば良かったかな。。。
ま、こんなしょーもないことで、1週間つぶれました。
色々原因を突き詰めていくと、共振器の蓋部にあるSMAコネクタが悪さしている事が判明した。
よくよく考えると、一番最初に作った共振器はスーナーの
そもそもSMAは加工精度は悪いのでメス側のコネクタは壊れやすいのに、安物を使ってしまったがために十数回の実験であっさり壊れてしまったようだ。サーマルサイクルも悪さしているんかな?
とりあえず、予備で持っていたスーナーのキンキラキンSMAに付け直すと、あっという間に不具合が復活し、おまけにQ値がめっちゃ良くなった。うーむ。。。せっかくネットワークアナライザーがあるのだから、安物コネクタを共振器につける前にVSWRとか測っとけば良かったかな。。。
ま、こんなしょーもないことで、1週間つぶれました。
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