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KorgのSQ-1を買って、学研のふろくlittleBitsにつなげてきましたが、今回は最後にSQ-1をmonotronにつないだお話です。

これまでずっとSQ-1のlittleBits用の出力端子を使ってきましたが、せっかくSQ-1には他にCVとGate出力が2つ分あるのでこれらをちゃんと使わないと何かもったいない気がしました。そこで大昔に買ったmonotronにCV入力とGate入力を足しちゃおう♪という気運になった訳です。
monotronには元々CV&Gate入力がなく、鍵盤の模様がかかれているリボン抵抗を押す事によって音色が変わります。なのでどうにか改造して、CV&Gate電圧を入力してやらないといけません。
元々いつか改造しようと思って買ったやつなので、まぁ壊れてもいいか!って軽い気持ちで改造する事になりました。

さて、monotronの回路図は大昔に公開されていて、こんな感じなんですが、回路図をいきなり見てもオジサンにはさっぱりわかりません。でも、グーグル先生にお伺いをたてると、とても簡単にCVとGate入力を足せるような感じでした。基板の裏面にテストポートがあって(おまけに親切に、pitchとかgateとか書いてある)、そこに信号を入れればいいようです。スバラシイっっっ!

ただし、gateのテストポート(TP2)にgate入力信号をただ単に入れると、VCO回路のpitch側の方に電圧が逆流してしまうようで、細工をしないといけないらしい。
一番簡単な解決法は、Korgの回路図でいうR11(1kΩ)を外して逆流を防げばよいのだが、こいつを取り外しちゃうと、リボン抵抗で音が鳴らせなくなる...

でも、世の中にはやっぱりすんげぇー人がいた!
もともとmonotronの基板についているオペアンプをコンパレータとして使えば、両方使えるよ♪というすばらしいアイデアです。

Mk’s Homepage SynthesizerDIY: KORG monotron CV/GATE入力改造
↑↑↑↑↑ここの解説がスバラシイ!↑↑↑↑↑
(世の中、すんげーぇ人がいるもんだと感心しちゃいます)

ということで、上記のページを参考にしながら、こんな感じにmonotronに基板を足してみました。
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完全に上記サイトのパクりですが、
Gate入力は抵抗内蔵型のトランジスタDTC114のinにつなぎoutをオペアンプLM324(図面上IC2)の9pinにつなぎました。
CV入力は、抵抗を間にかましてpitch(図面上TP1)に接続。
CV入力に関しては、上記のサイトのまんまの抵抗だと、SQ-1のノブの変化に対するmonotronの反応が鈍かったのと、しきい値の兼ね合いか?若干変な挙動だったので、(固定抵抗はなくして)可変抵抗(10回転10kΩ)だけにしました。
一方でCV入力を分岐させて、フィルターのcutoffもCVで追従できるようにしましたが、いまのところイマイチな挙動のでジャンパーを外してcutoffに流れないようにしました。(cutoff側の抵抗値330kΩもSQ-1には高抵抗過ぎ??:要検討)

SQ-1のCV&Gate出力電圧の最大値は基本どれでも動きますが、いまのところ2Vでの動作がベストのような気がします。

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イヤホンジャッキの固定ナットの事をまったく考えてなくて、蓋を閉めるときにしまったぁぁぁ!!って感じだんたんですが、まぁ見てくれは最悪ですがボチボチコンパクトに納まりました。あと、(すんげーぇお人のおかげで)ちゃんとSQ-1のCV&Gate電圧でmonotoronが動作し、リボン抵抗も通常通り使えるので、個人的にはとても満足のいく改造となりました。

とりあえずこんな感じに鳴ります。


monotron


基板&電子パーツは久々にマルツーで購入しますた。(仙台に住んでた時はけっこう行ったよなぁ〜...)懐かしい。