WARPCD210ニューエレクトロニカというミュージックシーンを牽引し続けているオウテカのニューアルバムOverstepsがリリースされてたので購入しました。10枚目のアルバムだそうな。長いねこの人達も。

初期のオウテカはどちらかというとアンビエント的な曲が多かったですが、ここ数年は複雑なトラック(無秩序から秩序が生まれるような複雑に入り組んだ楽曲群)が多くなってました。今となってはリスナーはそういう曲をオウテカに求めてたんでしょうが、しかし、前作Quaristiceではそういった複雑なトラックはだいぶ影を潜めました。今回はどうなるんだろうと楽しみにしてましたが。。。

やはり無秩序感はだいぶなくなりましたね。むしろ初期の作品に戻ってきたような気がします。でも、なんだろう?個人的には盛り上がりに欠けると言うか、フラットなまんまでアルバムが終わってしまうような感じがします。これっていう代表曲がないんですね。抑揚がないんだなやっぱ。

オウテカのロブ曰く「かなりの自信作」「理解してもらえるまでに時間がかかるかも」という事らしいですが、私にはイマイチです。10年経ったらその良さがわかるのかもしれませんが、このアルバムの感じだと、そこまで聞き込む事はないと思います。★★☆☆☆残念

試聴リンク
[Autechre/Oversteps:iTunes Music Store]